お盆飾り「牛と馬の作り方」野菜のなすときゅうりでカンタンに作る

きゅうりとなす くらし
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お盆になると、ご先祖様へのお供え準備をいろいろしますよね。

そしてお盆飾りといえば、なすときゅうりで作った牛や馬の飾り。
子供の頃、なんでなすときゅうりを使って飾り物を作って飾っているのか不思議じゃありませんでしたか?

お盆飾りの馬と牛を作る時に使われる野菜は、一般的にはなすときゅうりです。
なすきゅうりに見立てられます。

なすはご先祖様が帰って行くための乗り物とされていて、牛は歩くのが遅いことからご先祖様が少しでも長くこの世にとどまっていられるようにと願いが込められています。
馬は足が早いことから、ご先祖様が少しでも早くあの世からこの世に帰ってこられるようにと願いが込められています。

そんなご先祖様の乗り物の牛と馬の作り方をご紹介しますね。

 

きゅうりの馬の作り方

きゅうりやなすの牛馬飾りは、正式には「精霊馬」(しょうろううま)と呼びます。
まずはきゅうりの馬から。

 

用意する材料

きゅうりで作るのはです。

●割り箸 1膳
●きゅうり 1本

 

作り方手順

割り箸をハの字に刺すとバランスを取りやすくなります。
ちょっと曲がってるきゅうりの方が、まっすぐな物より馬っぽく見えますよ。

1.割り箸を半分に割ります
2.割った2本を半分に折って合計4本にします
3.4本の割り箸を前足・後ろ足の場所に刺します
4.きゅうりが自立したらできあがり

 

なすの牛の作り方

次はなすの牛です。

用意する材料

なすで作るのはです。

●割り箸 1膳
●なす 1本

 

作り方手順

きゅうりと同様、割り箸をハの字に刺すとバランスを取りやすくなります。

1.割り箸を半分に割ります
2.割った2本を半分に折って合計4本にします
3.4本の割り箸を前足・後ろ足の場所に刺します
4.なすが自立したらできあがり

 

きゅうりとなすで馬と牛を作る意味

なぜきゅうりとなすで馬と牛を作るのでしょうか。
それは、ご先祖様の魂が『あの世』から『この世』へ帰ってくるときに精霊馬に乗って帰ってくると言われているからです。
精霊馬はご先祖様の帰省とUターンのための”足”の役割ということです。

そして、なぜ馬と牛の2種類の乗り物を準備するのかというと

帰省
あの世からこの世へ馬に乗って帰ってくる
※馬は足が速いから急いで
Uターン
この世からあの世へ牛に乗って戻っていく
※馬は足が遅いからのんびりゆっくり

とのことです。
帰省で馬が使われるのには「少しでも早く帰ってきてほしい」という願いも込められています。
Uターンは、牛に供物を積んで戻るためという説もあるそうです。
※精霊馬は東日本に伝わる風習です。

 

野菜のきゅうりの馬となすの牛の代わりになるもの

実は我が家ではお盆に、きゅうりとなすで馬と牛を作らない時があります。
それは『形の良いきゅうり』に出会えなかった時です(笑)
スーパーで売ってるきゅうりって真っ直ぐで綺麗なものがほとんどですよね?
なので、馬っぽいきゅうりが無いときは便利なお盆飾りを引っ張り出して飾るのです。

あと、きゅうりとなすで作った馬と牛は日持ちしません。
お盆はちょうど暑い時期なので、割り箸の足が取れがちだったり小バエが集まって来たりします。
そんな時に重宝するのがこれ 

というか、ここ数年『お盆セット』のお世話になってるかも。
それから我が家では、仏壇に故人が愛用していた自家用車と同車種のミニカーも飾ります。
我が家のご先祖様は、乗り物が選び放題です。

 

まとめ

どうでしたか?
お盆の行事はわからないことが多いですよね。
そして地域や家庭でも違いがあるので、先祖代々の仏壇などを受け継ぐ場合はおじいちゃんやおばあちゃん、親族などに伝授してもらうのが良いかもしれません。
自分の代になってから慌てないように、教えてくれる人が元気なうちにしっかり聞いておきましょう。

 

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